『伝わっているか?』コミュニケーションを向上させる20のメゾット
本日は、著者 小西利行さんの「伝わっているか?」を読んでみました。
小西利行さんは、サントリー「伊右衛門」や日産「セレナ」などの広告を担当しているベテランのコピーライターの方です。
そんな「伝えかたプロ」である小西さんが「伝わる」をテーマに書いた本になります。
こちらの書籍「伝わっているか」はストーリー形式の本となっており。
表紙になっている”イルカ”が登場し、伝える事が苦手なコミュニケーションに悩んでいる人たちを助けることで物語が進んでいきます。
ストーリー形式ということもあり、とても読みやすい本でした。
みんな、伝えようとして、失敗する
自分が一生懸命「伝えようと」しているのに「伝わらない」経験ってみなさんあると思います。
その「伝えようとする」が失敗を招くと小西さんは言います。
「伝える」ことばかり考えると、結局、相手のことを考えず、自分の意思を押し通すエゴになってしまう
「相手のしてほしいことを想像する」のがコミュニケーションには大切
興味のない話を一方的に話されても、退屈なだけです。
返答にも困りますし、そもそも話していてもツマラナイですよね。
気持ちを伝えるには「相手の気持ちになって考える」のが重要のようですね。
自分自身反省しないといけない部分もありそうです。
この本を参考に改善していきます。
「伝える」を「伝わる」にするための、10の物語と20個のメゾット
本書のストーリーをいくつか紹介すると
- 人気のなかったナポリタンが、たった1日で人気商品になった理由とは?
- 何もない過疎の村に、突如観光客が押し寄せた理由とは?
- お金を1円も使わずに、新商品が飛ぶように売れた理由とは?
ストーリの内容はスナックを経営する、ももこが経営が困難になり悩んでいたところへ、突如イルカが現れてコミュニケーションについて伝授してくれます。
その後も悩みを抱えてスナックに訪れた人たちへ「伝わる」とは?について助言していき10話の物語は進んでいきます。
また物語を通じて「伝わる言葉」のつくり方、使い方、考え方をまとめた20個のメゾットを紹介しています。
そこで冒頭部分の1つめのメゾットをご紹介させて頂きます。
伝わるメゾット① 『だけしか』
こだわりのハンバーグ
より
1日10皿限定。こだわりのハンバーグあえて売る数を制限すると、「なかなか食べられないかも・・・」という枯渇感が生まれ、
同時に「いま食べなきゃ」という欲求が生まれる。
このように例文を交えながらわかりやすく解説してくれています。
意味としては同じですが、一言付け加えただけで、ここまで「伝わる」印象が変わるのかと驚かされました。
私自身も飲食店で、例文のような何気ない言葉でオススメの料理を注文した経験があります。
普通に生活しているだけだと気にも留めない広告やキャッチコピーですが、言葉ひとつで、心が動かされていると思うとなんだか不思議な感覚を感じます。
いつも歩いている通勤場所にもたくさんの広告やキャッチコピーは溢れているはずです。
その「言葉」たちにどんな意図があり、なにを伝えたいのかを考えて歩いてみるのも「伝える力」を身につける近道になるのではないでしょうか。
さいごに
こちらの本書は20のメゾットをもとにいくつかの例文も織り交ぜているので、とてもわかり易く解説してくれています。
私のようにブログを書いていいる人はもちろん、ツイッターでたくさんリツイートをもらいたい!なんて人にも応用できるような本だと感じます。
ではでは、また次回〜!!