「水曜どうでしょう」から学ぶ旅行の楽しみ方
水曜どうでしょうは、ローカル局の北海道テレビで放送されていた番組です。
それが今となっては、全国区の知名度となり、名前くらい聞いたことあるってひとがほとんどだと感じます。
なんでこんなにも「水曜どうでしょう」が面白いのだろうか?
そして「大泉さん達と一緒に旅に行くことができたら絶対に楽しいだろなあ」
そんなことを、先日DVDを視聴しているときに感じていました。
そこで今回は「水曜どうでしょう」から学ぶ旅の楽しみ方 をご紹介します。
本音や冗談を言い合える仲間が居るから楽しい
「水曜どうでしょう」の面白さと言えばなんといっても、大泉洋とディレクターの藤村さんとのトークの掛け合いでしょう。
二人の会話にはいつも笑わせてもらっています。
番組内で二人はいつも、冗談を言い合いながら場を盛り上げてくれます。
これは、お互いの信頼関係があるからこそ成立しているのでしょう。
本音で語り合っているから、面白いし
信頼関係があるから、少しの悪口が過ぎても笑いになっています。
このように、旅行をするにも気を使う相手とでは楽しくありませんよね。
本音で対話できる、気の合う人と一緒にいくからこそ楽しいものです。
旅の時間のほとんどは移動時間だと知る
カツヤマサヒコSHOW 2015年12月5日 藤村忠寿(水曜どうでしょう チーフディレクター)
「水曜どうでしょう」を見てみると、映像のほとんどが移動時間なんですよ
これは藤村さんがゲスト出演した番組でも言っています。
なにもしていなく、ただボーっとして風景をみている
そんな状態が淡々と進んでいきます。
でもそれが、旅行や旅の楽しいところのひとつでしょう。
一緒に行った友達との会話をたのしんだり、時には言い合って喧嘩になったりします。
みなさんも旅行に行ったときのことを思い出してみてください。
「あのとき、こんな話をしたっけ」
「こんな会話で盛り上がったな」
などなど、そのときの情景が思い出しませんか。
何もなかった、何もしていなかったことが、後々になって良い思い出になります。
トラブルやアクシデントを楽しむ
「水曜どうでしょう」でも色んな場面がありました。
先日、私がみたDVDの「原付きベトナム縦断1800キロの旅」では。
どうでしょうメンバーである、ミスターこと鈴井さんが
原付きでの移動中の通信手段である、トランシーバーをなくしてしまいます。
その放送時期は2002年ということもあり、携帯電話や他の代用品などが、ベトナムでは手に入れることもできませんでした。
演者であるひとりの音声が収録できないという、テレビ番組としては致命的なトラブルですよね。
しかし、そんな状況でも大泉洋は、鈴井さんのアテレコしてみたり。
身振り手振りで意思の疎通をして盛り上げます。
その時に思ったのが、その場の全員がトラブルやアクシデントに落胆して落ち込むのではなく
逆に「アクシデントを楽しむ」ということ
そんなアクシデントがあったのだから、場の空気が悪くなると思いきや
その後も度は笑いに包まれていました。
旅行や旅にアクシデントやトラブルはつきものです。
その状況を楽しむくらいの気持ちが必要でしょう。
そのお陰で、面白い体験や思い出に繋がると思いますよ。
旅には、「ゆとり」や「ゆるさ」が必要
「水曜どうでしょう」には様々な企画が今まで放送されました。
- オーストラリア大陸縦断3,700キロ
- 対決列島 〜甘いもの国盗り物語〜
- 四国八十八ヵ所
- サイコロの旅4 〜日本列島完全制覇〜
このような企画を見てきて思うのが、大きな旅の目標があるのだけど
細かい旅のスケージュールがなくて、行き当たりばったりで楽しんでいること。
旅行に「ゆとり」「ゆるさ」は大切です。
旅行を楽しむなら、計画は必要だと思いますが、綿密すぎる計画を立てて、それを達成するために。
一生懸命タスクをこなすのは、旅の楽しみ方として違うと感じます。
旅行は「ゆとり」や「ゆるさ」を設けることで楽しくなる。
例えば、「ツアー旅行」は、自分は窮屈に感じます。
その日に行く場所や食べる食事が決められており
観光していても、時間制限が設けてあり、自分の好きなように旅ができない。
旅行をする目的は「楽しみたい」ということなのに
ツアーは「旅行をする」ということが目的になってしまうのが嫌です。
自分も旅行をするときには、観光したい場所や食べたいものを調べたり決めてから行きますが。
時間配分は「ゆとり」を設けるようにしています。
ぎゅうぎゅうに、スケジュールを設けるのではなく
予定を決めるには、想定より長めの時間を予定します。
それにより、予想外のことが起こっても対処できますし
寄り道を楽しんだりできます。
また時間があまったとしても、旅行なのですから
「そんな何もしない時間」というのも贅沢に過ごすこともできますしね。
さいごに
「水曜どうでしょう」は20年以上前の放送なのにも、かかわらず。
今になっても見られているのは凄いことです。
「こんな旅だったら楽しそう」と感じさせてくれます。
もし「水曜どうでしょう」を見たことがない人は一回見てみることをおすすめします。